1956-03-06 第24回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
それから私ども今後非常に過去の失敗を繰り返すおそれがあるのではないかと思いまするのは、旧陸海軍の参謀本部、軍令部、陸軍省、海軍省あたりで多少とも謀略に味をしめた人々が自衛隊に相当入っておるということは、これは非常に私は考えものだと思うのです。
それから私ども今後非常に過去の失敗を繰り返すおそれがあるのではないかと思いまするのは、旧陸海軍の参謀本部、軍令部、陸軍省、海軍省あたりで多少とも謀略に味をしめた人々が自衛隊に相当入っておるということは、これは非常に私は考えものだと思うのです。
海軍省あたりは経理局長が会計長官になつておりますが、大体は次官級の人が会計長官として全責任を負う、一切の責任はそこに帰属する、こういうふうな制度になつておりまして、決算委員会は、これは先ほど御紹介がありましたように、十五名であります。非常に権威ある構成のようであります。大蔵省の政務次官をやつたような人が、その委員長になつております。
各部機密書類あたりでは非常の場合にはそこで各部適当に処理をすることになつておりますから、機密書類を燒けという命令は——私今ちよつと記憶にありませんが、これは調べてみればわかりますが、海軍省あたりではほとんど燒いておりません。
今までよく砲兵工廠あるいは海軍省あたりの工員や職員の中には、こういうことばが使われております。「相手は日の丸だ」、「辨當はからからお日さん西々」。いわゆる朝出勤して、辨當がからになつて、お日さんが西にはいれば、仕事ができようとできまいと、もう帰るのだ、それで役目がはたせるのだ。これが官僚を一貫したところの非能率的な標本だということがいわれておるのでございます。